皆既日食のおかげで長江流域都市のホテルに人気が集まり、観測日の前後はすでに満室状態である。
上海など主な観測地の周辺ホテルの予約率は5月にはすでに70%に達した。7月の杭州は旅行のオフシーズンにあたるが、日食の観測に適した場所のホテルは6月までにすでに満室となった。嘉興など観測に最適で、皆既日食の時間も長い都市は、昨年のうちから海外からの予約が入り始め、5月にはほとんどのホテルが満室となった。武漢のエコノミーホテルや高級ホテルも年初から大量の予約が入り始めた。
中国最大の旅行情報サイト「携程旅行網」の担当者によると、上海や杭州などの都市の航空券やホテルのネット予約数は通常より20~30%増えている。特に日食前日の7月21日のホテル予約数が増えており、上海の4つ星、5つ星ホテルは20%以上の増加で、このシーズンとしては異例のことだという。業界関係者は、日食観測のために同地域を訪れる観光客の半分以上は外国人であり、ドイツや米国などのツアーは昨年上半期にはすでに高級ホテルの予約を済ませていたと話す。エコノミーホテルも1カ月以上前には大半の客室が予約された。
「チャイナネット」 2009年7月20日 |