国際的に著名な呉宇森監督による三国志物語の中の戦いを描いた史詩『赤壁』が11月末に、主なストーリーの撮影を終えることになった。
プロデューサーの張家振氏によると、第1集は来年7月の夏休みに公開されることになっている。
ファンたちが映画のシーンを前もって観賞できるようにするために、11月17日、中央テレビ(CCTV)の映画チャンネルは『赤壁』の撮影作業の模様を生中継した。これは中国テレビ史上では初めてのことである。
呉宇森監督は主なキャストについてひとりひとりコメントした。周瑜について、呉宇森監督は、これまでの『三国志物語』が周瑜を過低に評価してくるきらいがないともいえないので、今回はそれと違った周瑜像を提示したいと語っている。トニー・レオンは呉宇森監督の考えに従って、「ユーモラスで感性的な周瑜、やさしくて正義感のある英雄」のイメージを作り上げた。
諸葛孔明を演じる金城武について、呉宇森監督は、「金城武の賢明さは諸葛孔明とそれほど差はない。何も説明をつけ加えなくてもいい。作品の中の諸葛孔明を見ればすべてが分かる」と高く評価した。
演技、年齢から声まで疑問視されていた林志玲さんについて、呉宇森監督は、「ロマンチックな小喬像を作り上げたい。英雄のそばに共に思考し、憂え悲しむ美女が必要だと思う。林志玲さんの演じた小喬は真実感があり、感情も豊富である」と高く評価している。
「チャイナネット」2007年11月19日 |