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「わが夢」、身障者芸術家たちの物語
発信時間: 2008-09-09 | チャイナネット

耳と言葉の不自由なダンサー 無音の世界で“音調”を感受

音楽の伴奏はまったくなく、ダンサーたちも普通の黒いトレーニング用の服を着ているだけ、それでも彼らが練習ホールで踊った「千手観音」は十分に美しく人を感動させる。彼らの世界にはもともと音楽がなく、その踊りにも伴奏は必要ないのだ。

練習が終わったあと、耳や言葉の不自由な彼らはホールに集合し、鳥の巣での演技に向けての本稽古の準備に入る。「千手観音」は上演しないが、彼らはパラリンピックの開会式と閉会式に参加する。ホールには三々五々人が集まり、集団になって手話で話す様子は、明らかに嬉しそうだ。その輝くような笑顔を見ると、彼らが永遠に音を聞くことができないなどとは信じられない。

ズームライティー 歌を命のパスワードに

練習ホールで美しい娘さんが車椅子に座って静かに読書している。それは『花のように輝いて』という本だ。カールのかかった黒髪に水のように澄んだ瞳。彼女こそウイグル族のズームライティーさんだ。8月28日、パラリンピック聖火の採火式で彼女は感動的な歌『命のパスワード』を唄い、人々に深い印象を残した。

ズームライティー


ズームライティーさんは2歳のとき、熱を出して小児マヒを患ってから半身不随となり、車椅子での生活を余儀なくされている。彼女の母親は、娘を連れて頻繁に病院へ行かねばならなかったため、職場から辞めさせられてしまった。父親は普通の労働者、それに姉が1人と妹が1人、家庭は経済的に決して余裕があるとは言えなかったが、両親は彼女に対して至れり尽くせりの世話をしてきた。

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