イギリスの『デイリー・メール』の3月31日の報道によると、チェルノブイリ原発の1986年の事故発生後、今も7000人がここで働いている。立入禁止区域に14日間いる人や、近くの町とを往復して通勤する人もおり、彼らは事故で残った廃墟の処理を行なっている。そのほかに400人の高齢者もいる。彼らの多くは生活が苦しい農民や、原発の元従業員など再びこの禁止区域に戻された人たちである。
禁止区域のがん発症率は高い。高齢者のヴィクトル・ガイダクさんは結腸がんを患い、妻もがんを患っているが、治療する金銭的余裕がない。禁止区域の外でも放射線量は通常の30倍に達する。
ここは重大被災地だが、マスクをつけ、一眼レフカメラを持った観光客も多く訪れている。科学者は、ここで人が生活するまでに2万年かかると予測している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月2日