フランス通信社の18日の報道によると、農業を研究すオランダのヴァーヘニンゲン大学は米航空宇宙局(NASA)の支援のもとで、月と火星の土壌に近いサンプルを取得し、作物の栽培実験を行った。
報道によると、「月の土」は米アリゾナ州の砂漠、「火星の土」はハワイの火山で取得されたもの。農業科学者はこれらの土をプランターに入れ、トマト、えんどう豆、セリなどの作物を栽培した。スタッフの話によると、実験開始時は順調ではなく、「畑」の水分吸収が思うようにいかなかったが、時間が経つとよく育ち、特に「火星の土」の作物は成長が早かった。
しかし、科学者は、関連の実験はまだ早期段階にあり、人類の「宇宙移民」計画はまだ時間がかかるとした。この新しい実験に多くの民衆が興味を示し、あるネットユーザーは「映画『オデッセイ』の再現のよう」と書き込んだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月23日