イギリスの『デイリー・メール』の8月13日の報道によると、米アラスカ州の北西の村で4月、ある少年が体長57フィート(約17.4メートル)のセミクジラを捕まえた。しかし、この大きな収穫は彼に死の脅威をもたらし、精神と生活に大きな影響を与えた。
今年16歳のクリスくんは捕まえた巨大クジラを大人になるシンボルと考え、多くの友人や村民から祝福を受けた。家族も誇りに感じ、クジラを村民に分け与え、クリスくんとクジラのツーショットをSNSにアップした。
しかし、シーシェパード創設者のポール・ワトソン氏のコメントが波乱を巻き起こした。ワトソン氏はtwitterで侮辱的な表現で少年の行為を非難し、「16歳のこいつは本当にすごい、賢くて友好的で感情を持つ唯一無二の生命を殺した。でも、地元住民にとってこれは大したことではない。クジラを殺すことは彼らの文明であり、伝統の一部である。それでも、私は彼らのこの権利を断固として反対する」と書き込んだ。
ワトソン氏の書き込みはクリスくんの生活に大きな影響を与えた。彼に多くの迷惑メールが届き、ワトソン氏の過激な支持者に殺されそうになったこともある。クリスさんの母親スーザンさんによると、この出来事があってから6週間後、彼は学校に行かなくなり、精神的なダメージを受け、無口になり、現在も元気を取り戻していない。
スーザンさんは「絶対にめげない」とSNSで反撃したが、ワトソン氏は自身の立場を堅持するとコメントした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年8月15日