野生のパンダが病気に 民家に助け求める

野生のパンダが病気に 民家に助け求める。

タグ:野生 パンダ 病気

発信時間:2017-12-04 16:17:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る




   11月30日夕方、瓦屋山鎮長河村2組に助けを求めた病気のパンダ。洪雅瓦屋山自然保護区管理局が12月1日に明かしたところによると、この野生のパンダは1日未明、初期治療後に成都市に搬送された。

 

屋外にいるパンダ

病気のパンダが下山して助けを求める

 

 同管理局の責任者の楊春氏によると、11月30日16時頃、長河村の村民の李万芳さんから、自宅の庭にパンダが倒れているという通報があった。

 

 李万芳さんは、「当時、このパンダは林の中にうずくまり、仰向けになり寝返りを打ちながら頭を揺らし、元気がない様子だった」と話した。仕事から帰ったばかりの李万芳さんは林から音がするのに気がつき、見てみるとパンダがいたという。

 

 李万芳さんはすぐに地元政府に報告し、現場を保護するため周辺の村民を集めた。四川瓦屋山自然保護区管理局、洪雅県林業、公安などの部門が現場に駆けつけ、パンダは病気を患っていると初期判断し、四川省野生動物保護センターの専門家を呼び診断を行った。

 

 午後10時半頃、四川省野生動物保護センターの専門家が到着し、パンダが傾斜にいるため麻酔を打ってから屋内に運び手当する必要があると判断。30分ほどが経過し、村民の協力によりパンダが室内に運ばれ、成都パンダ繁育研究基地の専門家が診断・救急措置を行った。

 

パンダの年齢は16歳前後

すでに成都市に搬送

 

 楊春氏によると、このパンダは成人で、体重約70キロ、体長約130センチ。成都から駆けつけた専門家が点滴などの救急措置を行ったという。

 

 成都パンダ繁育研究基地動物疫病予防・抑制部の楊智院長によると、このパンダは歯と皮膚の状態から16~20歳とみられ、痩せていることから数日間食事をしていない可能性がある。また、腹部と胃腸に問題があり、寄生虫に感染され、回虫が胆嚢に侵入し、肝臓を損傷している。3時間以上の救急措置によりパンダの状態は少し良くなり、1日未明に観察治療のため成都パンダ繁育研究基地に運ばれた。

 


 楊春氏は、瓦屋山には多くのパンダが生息しており、以前にも身動きが取れなくなったパンダが見つかったが、民家に来たのは眉山で初めてだと話した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月4日

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