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japanese.china.org.cn |14. 03. 2018

摩拝とOfo、イギリスでの利用状況が予想上回る

タグ: イギリス 利用状況 自転車


   摩拝単車(Mobike)とOfoの世界市場拡張が海外メディアに再び注目されている。イギリスのガーディアン紙もその現象を報道し、中国企業は「駐輪ポール」の問題を解決しただけでなく、「ポールなしの自転車シェアリング」という形式を作り出し、公共自転車に活力を取り戻させたと論じた。

 

   ガーディアン紙は3月13日、自転車シェアリングサービスの台頭の背後にある製造業の物流に驚きを示し、「特に摩拝は中国にある工場に生産ラインを設置し、毎日5万台を生産している」と伝えた。1940年代末から50年代初期、イギリス最大手の自転車メーカーでも1日の生産台数は2000台前後だったという。

 

   イギリスの議員はOfoを称賛、歓迎している。シェフィールド議員のジャック・スコット氏は、「Ofoがもたらした影響に嬉しく感じている。次ラウンドの自転車設置も許可した」と話した。Ofoは1月にシェフィールドに1000台を設置し、「使用の度合いは予想以上だった」としている。シェフィールド導入の数週間で、6000人以上の市民が登録した。

 

   騰訊とアリババは、それぞれ摩拝とOfoに数十億ドルを投資した。外国メディアは、これはシリコンバレーのインターネット・スタートアップ企業の統治的地位を示す珍しい挑戦だと論じた。

 

   しかし、シェフィールド議員は自転車シェアリングを歓迎するが、全ての地域がそうというわけではない。欧州の他の都市では、地方政府が規制を受けない自転車シェアリングサービスを取り締まっている。先週、リスボンは「oBike」の全ての自転車の撤去を開始。「oBike」は2月上旬からリスボンに設置された。リスボン市委員会議員のミーガル・ガスパー氏は、「リスボンはこのプロジェクトに非常に開放的な姿勢を示すが、広場中央や公園のベンチで自転車を見ると、このような取り締まりは非常に重要だと感じる」と話した。

 

   摩拝とOfoは、「自転車が道や駅の入り口をふさぐのではないか」という委員会の不安を取り除いた。両社は、地方議員に認められない限り、自転車を設置しないと表明している。

 

   摩拝とOfoは近頃、イギリスのロンドンとマンチェスターでの業務を大幅に拡大し、グローバルマーケットを統治する激しい競争を繰り広げている。また、GoBeeは先週、欧州事業を断念することを決定した。欧州市場に進出して4カ月で、自転車の60%が破損したためだという。それでも、摩拝とOfoは拡張する考えである。

 

   摩拝は、最初に設置した1000台のうち70台を紛失したと発表したが、萎縮せず拡張し続ける方針を固めた。摩拝イギリス支社のスティーブ・パイヤー社長は、「最初に設置した時、多くの自転車が破損しているのを目にして心が痛んだ。しかし、昨年末は破壊行為が減少した」と話した。


   Ofoは次の進出都市にリーズを選び、春から設置を開始する予定。イギリスでの自転車シェアリング利用料金は30分50ペンス。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月14日


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