4月8日、収穫したブロッコリーをケーブルで輸送する排調鎮党早村の村民
貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州丹寨県の山奥にある排調鎮党早村は貧困が深刻な村である。2017年7月、地元政府は農業開発会社と党早村産業貧困支援専門合作社の協力を通して党早村宰飛生態野菜栽培モデル基地を建設し、第1陣で195.5ムーにわたりブロッコリーを栽培した。
山地の耕地が少なく傾斜が多く、機械が通れる農道の敷設が困難などの問題を克服するため、地元の村民は合作社と共同で野菜栽培基地の傾斜に5本のケーブルを架設した。村民はこのケーブルを使って農具や肥料などを中腹から麓に運び、収穫時は野菜を迅速に中腹の公道に輸送し、買い付け業者が車で運ぶことができ、便利で速く、労働力と輸送コストも大幅に削減した。
党早村宰飛生態野菜栽培モデル基地では現在、貧困家庭16世帯を含むミャオ族村民59世帯がブロッコリーを栽培している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月15日