フランス初 「アルツハイマー村」を建設へ

フランス初 「アルツハイマー村」を建設へ。

タグ:フランス アルツハイマー 村

発信時間:2018-06-13 14:09:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 英BBCの6月5日の報道によると、フランス南西部で「アルツハイマー村」の建設が始まった。このようなプロジェクトはフランス初となる。2019年末に完成し、120人の患者が入居する予定。フランスのアルツハイマー協会によると、フランスにはアルツハイマー患者が100万人以上おり、年間20万人のペースで増加している。しかし、有効な治療方法はまだない。

 

 フランスに建設されるアルツハイマー村は中世のバスティーのような造りになる。当時は荒野のいたるところに防備が物々しい街があった。しかし、村の建築家は、柵は設置しないが、多くの安全な道路を敷設し、都市の社交文化とうまく融合させると話している。

 

 報道によると、村は敷地面積17エーカー(7ヘクタール)で4つの部分に分け、中央広場を中心にスパーマーケット、美容院、レストランなどを設け、住民の社交活動を促す。村は患者を病院から遠ざけ、薬物治療を中断するというコンセプトで、看護士も制服を着ない。オランダは以前、同様の実験を行ったことがあり、フランスの政治家がこの方法を取り入れた。この政治家の選曲には8000人のアルツハイマー患者がいたためである。

 

 オランダの村と異なり、フランスの「アルツハイマー村」には村と従来の介護施設の看護の結果を比較する研究機関もできる。研究者と100人の看護士も患者と一緒に村で生活する。

 

 また、村は患者の孤独感をなくすために犬を飼う。数年前、オランダのヴィースプにも同様のケアセンターが建設された。住宅のような造りで、看護士は普段着で患者をサポートしている。フランスの村と同様、そこでも毎日様々な活動が行われ、患者に普段通りの生活を送っているという感覚を与えている。敷地内のスーパーで患者が会計し忘れた場合、自動決済される。患者は村を離れてはいけないが、体を鍛えることもできる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月13日



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