バージニア大学とパデュー大学の研究者が、新型の裁断可能な電子フィルムを開発した。このフィルムはシリコンウェハーから簡単に剥がし、あらゆる物に貼ることができ、特定の「IoT機能」を有する。この技術は多くのシーンに応用でき、ドローンにガスセンシング電子ラベルを貼れば、ガス点検を遠隔操作でできる。研究者は、このハイテクシールの生産コストは非常に安く、既存の非スマート機器にセンサ機能を加えるだけでなく、将来的に無線通信も可能だと話した。
この技術は貼る対象ごとにチップを生産する必要がなく、シールですぐに実現するため、応用範囲は広い。
また、植木鉢に電子シールを貼って温度を測定することも可能。この機能がいらなくなれば、水をつけて剥がすだけでよい。
研究者は積み木でも実験し、センサ機能を持たせることに成功した。この技術はIoT市場の潜在力を拡大し、スマートホームへの応用の幅も広がるとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年7月19日