AFP通信の7月25日の報道によると、火星に「湖」があることが初めて発見された。イタリア宇宙機関(ASI)の研究員は、この発見は火星での液体の水の存在に関する長期的な論争を解決したと話す。
報道によると、科学者らは火星に巨大な地下貯水層を発見。これにより火星に生命が存在するという期待は高まった。チーフ研究員のロバート・オルセイ氏は、チームはこの湖が本当の水であることを確認し、氷河を掘削して貯水を採取する必要もないと話した。
この湖は幅約20キロで、巨大な氷河の下、火星の地下1.5キロの場所にある。雑誌『サイエンス』最新号で発表された研究内容によると、中は非常に冷たく、塩やミネラル混合物などが充満していた。
この地下湖はイタリアの天文学者チームが最初に火星探査機「マーズ・エクスプレス」を使って観測した。同探査機は2012年5月から15年12月まで火星の南極冠で調査を実施した。
報告によると、これは衝撃的かつ非常に重要な発見であり、地下湖は塩水で飲めないが、天文学者は火星にかつて水分が存在し、かなりの長期にわたり、生命生存の条件を有していたとの見解を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年7月26日