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japanese.china.org.cn |03. 09. 2018

残忍! アイスランド企業が雑種のシロナガスクジラを捕殺

タグ: アイスランド 捕殺 捕鯨

 動物保護は人類の保護につながるが、人と動物の共存の実現にはまだ時間がかかる。イギリスの『デイリー・メール』の8月30日の報道によると、アイスランドの捕鯨活動家が7月に妊娠中の雑種のシロナガスクジラを捕殺したのに続き、貴重な雑種のシロナガスクジラを再び捕殺した。

 

 シーシェパード保護協会は、捕殺されたクジラが加工工場で解体処理される残忍な様子を撮影した。海洋生物専門家は、動画に映ったクジラはシロナガスクジラとナガスクジラの雑種で、貴重な品種だとしている。

 

 アイスランド海洋淡水研究会はこの雑種のクジラのDNA検査を行い、父はナガスクジラ、母はシロナガスクジラであることを確認。

 

 シロナガスクジラは20世紀に絶滅の危機に瀕し、現在は世界に1万頭から2万5000頭しか生存していない。ナガスクジラはシロナガスクジラほど深刻ではないが、世界自然保護基金の調査で、世界にわずか5万頭から9万頭しかいないことがわかっている。

 

 アイスランド唯一の合法的な捕鯨企業Hvalur hfは毎年191頭のナガスクジラを捕獲できる。同社はナガスクジラを加工し、多くを日本に輸出している。

 

 国際海洋保護組織は妊娠中のシロナガスクジラが捕殺される残忍な様子を撮影し、今回の捕殺行動は世間を騒がせた。国際海洋保護組織は『デイリー・メール』に対し、最近捕殺された動物のDNA検査を実施し、このクジラは貴重な雑種で、シロナガスクジラより貴重であることがわかったと明かした。

 

 鯨類保護団体(Whale and Dolphin Conservation Society)のアストリッド・フックス氏は、1983年以降、このような雑種は5頭見つかり、うち4頭が捕殺されたと話した。


 海洋保護団体のロブ・リード会長は、「世界に数少ないシロナガスクジラのうち100頭以上が残忍な殺され方をした。中には数回捕殺されたクジラもおり、妊娠中のクジラは12頭に上る。絶滅危惧のクジラをこのように捕殺する残忍な行為を理解できない。また、アイルランド政府と国際社会も不干渉である。我々団体はこの状況を受け入れることができない。このような下劣な企業が来年も合法的に捕鯨できるのなら、私たちは徹底的に戦う」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月3日


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