河蟹の生態養殖、農村を豊かに

11月22日、ため池で河蟹を捕獲し、地方に発送する合作社の社員

　浙江省長興県洪橋鎮の河蟹養殖合作社が捕獲の時期を迎えた。長興県洪橋鎮は南太湖の水路網地帯に位置し、多くの天然の湖があり、地元住民から「漾蕩」（揺れる湖）と称される。2003年、洪橋鎮の河蟹養殖業者は専門合作社を設立し、「漾蕩」ブランドを商標登録した。合作社は市・県の主管部門や農村弁公室などの機関の支援のもと、環境改善、稚魚の人工飼育、生態養殖などの技術を採用し、河蟹の味と付加価値を引き上げてきた。ここで獲れる河蟹は国家級無公害農産品、緑色河蟹製品に認められ、浙江省農業博覧会で何度も金賞を受賞。河蟹「漾蕩」は江蘇・浙江・上海などで影響力を高め、洪橋鎮の「漾蕩」ブランド河蟹専門合作社も浙江省人民政府から省級モデル合作社と命名された。洪橋鎮河蟹合作社の規模は拡大し続け、保有する省級モデル養殖場は2カ所で面積は4000ムー、固定養殖場は12カ所で6014ムーに達し、80世帯以上の農家が養殖に携わっている。2017年の洪橋鎮の河蟹生産量は960トン、生産高は1億4000万元に達した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2018年11月23日