イギリスの『デイリー・メール』の11月23日の報道によると、科学者がブラジルで新種の史上最古の首長竜を発見した。
リオグランデ・ド・スル州で見つかった3つの恐竜の骨はいずれも保存状態が良好で、約2億2500万年前に生息していたと推測される。この新種は「ヴェネノサウルス」という名前の草食恐竜で、体長約12フィート(3.6メートル)、高さ5フィート(1.5メートル)、体重約200ポンド(約90.72キロ)。
長い首が最大の特徴。科学者は、史上最古の首長の竜脚形亜目だと見ている。英王立協会の雑誌『Biology Letters』は、食物を採る際に長い首は競争で有利だと論じた。
三畳紀、地球上にはこのような恐竜がおり、当時のブラジルはパンゲア・ウルティマ大陸の一部だった。この恐竜はブロントサウルスのような竜脚形恐竜の遠い親戚。ブロントサウルスは首長の草食恐竜で、四足歩行、体型はその10倍もある。
これらの巨大恐竜と異なり、南米大陸の竜脚形恐竜は二足歩行だった。この発見は特に注目を集め、専門家は、これは恐竜が群生活をしていたことを証明すると見ている。
ブラジルのサンタカテリーナ連邦大学のロドリゴ・ムラー氏はインディペンデント紙に対し、5トンの岩の中から3つのつながった骨を発見したと明かし、「非常に珍しい。これらの骨の破損状態が同じであるため、同じ時期に死亡した可能性がある。同じ時期に死亡したとすれば、これらの恐竜が共同生活をしていた可能性もある」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年11月27日