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japanese.china.org.cn |31. 01. 2019

雲南省の山奥に揺らぐブランコ

タグ: 雲南省 山奥 ブランコ

(新春走基层)(1)荡漾在大山里的秋千

1月27日、ブランコに乗る楊雨軒ちゃん(左)と、押してあげる姉の楊祖軒ちゃん(右)

 

 雲南省西部の高山が連なる高黎貢山の奥地に、維拉羅というリス族の村がある。楊傑さん一家は山沿いに住み、政府の支援を受け、山で10ムーのイチゴと150本のクルミを栽培し生計を立てている。楊傑さん夫妻にとって最大の癒しは9歳の楊祖軒ちゃんと6歳の楊雨軒ちゃんの愛娘である。村のほかの家と同じように、楊傑さんのいえも険しいし山の斜面に建っており、家の中に平らな場所はほとんどない。2年半前、楊傑さんは娘たちが遊ぶ場所を作るため、専門業者を呼んでショベルカーで家の横に平地をつくった。庭ができ、楊傑さんは娘のために、古い家で使用していた2本の木を針金で固定して地面に挿し、2本のロープを木の板につけてブランコを作った。これは村で唯一のブランコで、娘たちはここで半日遊び、近所の子供たちから羨ましがられている。娘たちの目に、使用していなかった物を遊具に変えた父親は魔法使いのように映っている。ブランコは簡単なつくりであるため、楊傑さんはこの2年以上で何度もメンテナンスしている。


 維拉羅村は雲南省怒江リス族自治州瀘水市大興地鎮卯照村にあり、49世帯のうち、楊傑さん一家のような貧困世帯は30世帯に上る。2018年、地元政府は貧困支援移転を実施し、楊傑さん一家は山の麓の珠海が建設支援する維拉壩移転地に100平方メートルほどの住宅を分配された。すでに水と電気が通っており、政府が無料提供する家電と家具が到着すれば入居できる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月31日


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