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japanese.china.org.cn |11. 02. 2019

春節の過ごし方の変化が示す中国発展の活力

タグ: 春節 過ごし方 変化

カルチャー・レジャー人気 映画鑑賞と観光に最適な時期

 

 旧暦の亥年1月1日に8作の映画が一斉に公開され、同日の興行収入は14億元を超え、1日の興行収入としては国内最高を記録した。映画鑑賞は春節に欠かせないことの1つになっている。

 

 「SF」は今年の春節映画のテーマとなった。国家映画事業発展特別資金管理委員会弁公室の初期統計によると、SF映画『流浪地球』は公開5日で興行収入15億9000万元を突破し、春節期間の「ダークホース」となった。SF要素が濃厚なコメディ映画『瘋狂的外星人』が約13億元で後に続く。

 

 近年、映画鑑賞は各地で春節の風習になり、多くの映画館で入場者数が大幅に増加している。国家映画事業発展特別資金管理委員会弁公室の統計にを見ると、春節連休の全国の映画鑑賞者数は延べ1億1000万人を超えた。商務部が10日に発表した統計によると、春節期間の全国の興行収入は50億元を突破した。

 

 中国文聯映画芸術センターの饒曙光主任は、今年の春節期間の映画作品はカテゴリが豊富で品質と口コミも良く、観客の多様化、差別化のニーズを満たしたと話す。

 

 各地のイベントが多彩になり、小都市の若者の遊びはカラオケ、トランプやマージャン、爆竹が主流ではなくなり、映画鑑賞のほかに村民が「村春節番組」を演出したり、舞台の主役になったりしている。

 

 旅行も春節の新たな風習になり、家族旅行、親孝行旅行、親子旅行、文化レジャー旅行などが主な旅行スタイルになっている。中国旅行研究院の推算によると、全国の旅行者受け入れ数は延べ4億1500万人で前年同期比7.6%増、観光収入は5139億元で8.2%増を実現。

 

 映画鑑賞にしても、観光にしても、消費グレードアップの特徴が現れている。2018年全国住民エンゲル係数は28.4%で前年比0.9ポイント低下した。これは、住民消費に占める非物質消費の比率が高まり、消費がグレードアップしていることを示す。

 

 商務部流通産業促進センターサービス業研究室の陳麗芬副主任は、「春節の過ごし方の変化は、鏡のように人々の消費レベルと理念の変化を映し出している。カルチャー観光消費の人気は、サービス消費の発展の潜在力が巨大であり、サプライサイド構造性改革による消費グレードアップのニーズ対応が加速していることを示す」と話した。


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