中山ステーション付近の内陸出発基地で撮影した氷山群(2月10日)
1989年に建設された中山ステーションは南緯69度22分、東経76度22分の南大洋プリッツ湾南東沿岸、東南極大陸ラーズマン丘陵に位置し、ロシアのプログレスステーションと隣り合う。
中山ステーションの数十キロ範囲内には南極氷冠とダルク氷河、氷冠と氷河が溶けてできた氷山群がある。うち、ダルク氷河は年間約150メートルの速さで海に移動し、海に入った部分が海水と大気で溶けて氷山になっている。氷冠がもととなっている典型的な氷河であるダルク氷河の崩壊速度は南極氷冠の変化のバロメータであり、気候変動の指標でもある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年2月19日