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japanese.china.org.cn |13. 06. 2019

夏穀物の収穫が約8割完了 豊作の見込み

タグ: 夏穀物 収穫 豊作

(聚焦中国经济亮点·图文互动)(1)夏粮收获近八成 丰收已成定局

 食料が充足し、天下が安泰。農業農村部の農業状況調整と専門家の実地調査によると、12日までに、全国で夏穀物の8割弱の収穫が終わり、豊作となっている。今年の夏穀物の生産量は回復し、豊作の年になり、夏に収穫する菜種も増産した。

 

 農業農村部が12日に明かした情報によると、今年の夏穀物の面積は安定し、収穫高は向上した。夏穀物の面積は4億ムーでほぼ安定する見通し。夏穀物の主体は小麦で、専門家の実地調査によると、小麦の生産量の「3要素」はいずれも増加し、平均穂数は37万36万本で前年比4800本増加、平均一穂籾数は31.40粒で0.33粒増加、平均千粒重は39.42グラムで0.32グラム増加、1ムーあたり収穫量は10キログラム増加する見通し。

 

 農業農村部の担当者は、今年の夏穀物が豊作となったのは複数の要因によるものだと話した。

 

 政策に支えられて面積が安定。今年も小麦の最低買い上げ価格政策を引き続き実施し、下支え効果が現れ、小麦の市場価格はほぼ安定し、農民の穀物栽培の積極性を維持した。穀物安全省長責任制審査、穀物生産大県奨励などの政策を強化し、地方政府の穀物栽培に対する積極性を引き出し、小麦面積の安定に重要な役割を果たした。

 

 科学技術に支えられてが収穫高が向上。各地のエコ高質高効率行動を取っ掛かりに、小麦の深耕、植え付け後の鎮圧などの生産安定・増産技術を普及させ、大面積の均衡のとれた増産を促した。昨年秋冬の小麦の植え付け後の鎮圧面積は前年比630万ムー以上、深耕面積は380万ムー以上増加した。

 

 防災と災害対策により損失が減少。北部の麦栽培エリアが冬と春に乾燥するという点に着目し、科学的旱魃対策を大々的に推進し、災害の影響の軽減に努めた。特に、黄淮と江淮の麦エリアで病虫害予防を行い、著しい効果が見られた。今年の小麦の赤カビ 病予防面積は延べ3億2000万ムーで前年比28%増加、発病面積は1730万ムーで68%減少した。

 

 そのほか、気象条件も全体的に良好だった。今年の小麦生長期、主要生産地の大部分が光・温度・水の量が適切で、冬の冷害や初春の「寒の戻り」が比較的軽く、植え付け、根付き、節間伸長・穂孕みの時期に適度に雨が降り、小麦の生長と生産量に有利な条件となった。

 

 同担当者によると、今年の夏穀物生産には地域構造の合理化、品質構造の合理化、エコ生産技術の急速な普及の3つの特徴が見られる。江淮の赤カビ病高発生エリアは休耕と輪作を通して冬小麦を200万ムー以上減らし、河北省の黒龍港地下水高採取エリアと西南地区の黄さび病菌発生エリアはそれぞれ60万ムー減らした。全国の優良強力・薄力小麦面積の比率は33%で、前年比3ポイント上昇。全国の小麦の種子消毒、種子粉衣などの農薬削減技術の普及率は87%で前年比2ポイント上昇した。

 

 「三夏」の最も忙しい時期になり、農業農村部は農業サプライサイド構造性改革の推進をメインに、食糧生産目標の安定、防災で豊作を実現し、指導サービスの強化、コア技術の導入、夏の収穫・植え付け・管理に尽力するよう求めた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月13日


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