10月15日、婚姻登記所で記念写真を撮る張金水さん夫妻(左)と楊紅山さん夫妻(右)。彼らは若者と同じように「恋人つなぎ」をし、恥ずかしがりながらも感動している。
国際盲人デーにあたる同日、陝西省洛南県の霊口老人ホームで生活する体が不自由な2組の老人が現地の民政局のサポートのもとで夫婦になった。
この2組の老人は施設で生活する57人の老人と同様、各地の「5保障」(衣・食・住・医療・葬儀の保障)世帯である。洛南県は貧困脱却対策において、県内の老人ホームに入る意思のある369人「5保障」対象者に「特別困窮集中介護」政策を実施。
71歳の張金水さんは優しい性格で、老人ホームの「最も美しい入居者」に毎年選ばれている。73歳の新婦の郭当存さんは10年以上前に病気で両目が失明し、4年前に病気で夫を亡くした。張金水さんはいつも郭当存さんに寄り添い、彼女が生きる自信を取り戻せるようにサポートしてきた。霊口老人ホームの王育苗院長は2人は気が合うと感じ、赤い糸を結んだ。2人の恋愛関係が公表されると、同じく施設で生活する72歳の楊紅山さんと両目が見えない除泥蓮さんも王育苗院長に「自分たちもカップルだから、仲人になってほしい」と申し出、院長は喜んで応えた。
結婚証の受取所で、老人ホームは2組の老人のために儀式を行った。張金水さんは新郎を代表し、「今後、私はあなたの手を握り、永遠に目となる」と感激した様子で新婦に誓った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月16日