伝統に回帰　自然重視の農耕

11月20日、かまどで調理する王陸良さんの妻の蒋淑芳さんと息子

 

   浙江省湖州市織里鎮出身の今年42歳の王陸良さんは2011年にアパレル業から転職し、呉興区埭渓鎮で400ムー以上の土地を請け負い、家族で農村に引っ越し、伝統の自然農耕を始めた。彼は農薬と化学肥料を使わず、牛や羊の下肥、草木灰、荒地、間作・輪作などの方法を通して稲と野菜を栽培し、自分の農場を「璞心自然農場」と名付けた。

   農場で生産した農作物は北京、上海、講習などの都市の数百世帯の会員家庭と小口の取引先に供給し、王陸良さんも少しずつ利益を上げている。そのほか、節気に合わせ、付近の学校は学生の農耕授業をここで行い、学生が時期ごとに農作業を体験している。王陸良さんは、「消費者、栽培者、次世代の土地に対する感情を改めて築きたい。この土地にいると、私はリラックスし心が落ち着く」と話した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2019年11月21日