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japanese.china.org.cn |02. 12. 2019

「エイズ孤児」成長記 「レッテル」のない人生に

タグ: エイズ孤児

(图片故事)(1)“艾滋孤儿”成长记——给我一个没有“标记”的人生

11月25日、絵を描く俊俊さん

 

   安徽省阜陽市の高校生である今年18歳の俊俊さんは、楽観的な性格で自信があり、見た目は同年齢の少年たちと同じで、「エイズ孤児」だと想像もつかない。

 

   2001年、俊俊さんは母子感染でエイズをもって生まれ、2004年に両親がエイズで死去してから孤児になった。その後、阜陽市エイズ貧困児童救助協会に保護され、引き取られた。「俊俊さんを引き取った時は痩せていて小さく、誰とも会話せず、相手の目を見られないほど臆病だった」と、阜陽市エイズ貧困児童救助協会の責任者の張穎さんは10年以上前に彼に会った時に第一印象を語った。

 

   社会各界の心遣いのもと、俊俊さんは無知な子供から輝く少年へと成長した。小学校、中学校、高校まで、彼は普通の子供と同じ教育を受け、学校にも溶け込んでいた。穏やかな性格の彼は勉強熱心で成績がよく、絵に興味があり、勉強の合間によく絵を描いている。「多くのチャリティ絵画展に参加したことがある。自分の多くの作品がレッドリボンに関わるもので、エイズ患者への配慮を呼びかけている」と話す俊俊さんは、大学でアニメ創作を専攻し、自分のアニメ作品を通して社会に恩返ししたいと考えている。

 

   ここ数年、俊俊さんの「エイズ」というレッテルは薄れ、社会に溶け込んでいる。「愛と包容により、彼は最初の孤独で自分を閉ざしていた子供から、楽観的で自信がある少年へと変わった」と張穎さんは話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月2日


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