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japanese.china.org.cn |10. 12. 2019

観光貧困者支援 新蔵線の宿場

タグ: 観光貧困者支援

(图文互动)(1)旅游扶贫:新藏线上有“益”栈

   自転車で新疆ウイグル自治区の喀什地区葉城県を出発し、新蔵線を南下すると、105キロ地点に最初の雪の峠に出くわす。努爾阿巴提村はその峠の下にある。105キロは自転車で1日走行する距離で、新蔵「益」桟がここにある。

 

   雪山、草原、森林に囲まれた努爾阿巴提村は観光資源が非常に豊富である。今年、上海新疆支援指揮部は努爾阿巴提村の向かいに設備を完備し、安全で快適な観光客応接所、新蔵「益」桟を建設した。

 

   上海新疆支援指揮部副指揮長・葉城県委員会常務委員・副県長の張彬氏は、「ここは宿場、「益」場であるとともに、交易 観光貧困者支援の発展モデルでもある」と話す。

 

   努爾阿巴提村は牧畜民の定住地で、牧畜民が清潔で明るい移転先に引っ越す際、特別に観光応接室を設置した。宿泊料は1泊60元で、農家1世帯あたり年間2000元以上の収入をもたらす。

 

   努爾阿巴提村第一書記の葛強氏は、新蔵「益」桟の建設は村民の収入を増やすだけでなく、周辺にも雇用を創出したと話す。

 

   新蔵「益」桟の経営者の夏恒氏によると、「益」桟の宿泊料は100元以上で、向かいの努爾阿巴提村と差別化経営を形成し、観光収入をシェアする。そのほか、観光地で働く巡回スタッフ、警備員、清掃作業員の多くが村の貧困者である。河北省で生まれた夏恒氏は部隊を退役してから新疆で生活し、新蔵「益」桟を発展させるため、息子も故郷から手伝いに来た。

 

   自然で素朴な雰囲気の「益」桟には宿泊、特徴的な飲食、文化展示と交流、公益活動基地などの設備が完備され、面積30平方メートル以上あるスーパーには食品から飲料、日用品までなんでも揃っている。飲食店は素朴で上品な雰囲気で、料理の種類が多く、価格も県中心部とほぼ同じである。

 

   夏恒氏は、これらの商品は100キロ以上離れた県中心部から輸送され、輸送コストは高いが、手ごろな価格を維持していると話した。

 

   葉城県文化体育放送・観光局党組織書記の章中和氏は、以下のように述べた。「益」桟のスタートにおいては、一部の政策支援が必要であり、前期は運営による村民の就職促進および特徴的農産品の販売状況を視察し、3年後に請負料の徴収を検討する。

 

   新蔵線はエクストリーム・サイクリング路線で、全長1455キロメートル。途中に延々と続く雪山、湖群、天候の変化が激しいカラコルム山があり、探検者の楽園である。近年、新蔵線を超える観光客は増えている。葉城県の観光データによると、新蔵線の観光客は2018年に15万人を突破し、2019年は39万人を超え、3680人の雇用を創出する見通し。

 

   張彬氏は、「将来、優れた観光資源が集まるこの景観道路は観光貧困者支援を重点に、旅行者向けの補給、救援、飲食、キャンプ、ユースホステル、民宿、キャンピングカーのレンタルなどの機能を兼ね備えた新蔵「益」桟になり、新蔵線全域観光の発展を促すだろう」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月10日


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