西安の西京医院、ブタ・サル異種多臓器移植を順調に実施

 

 

    6月29日、病棟で肝臓移植受容体のサルを観察する研究員。このほど、多重遺伝子編集のブタ・アカゲザル異種肝臓・心臓・腎臓移植が陝西省西安市の空軍軍医大学西京医院で順調に行われた。研究チームはブタ内在性レトロウイルス（PERV）で遺伝子ノックアウトした13頭の遺伝子組み換えブタを供与体とし、1頭のブタの肝臓・心臓・腎臓を3匹のアカゲザルに移植する。受容体のサルに肝臓移植をして16日が経過し、ブタ・アカゲザル補助性肝臓移植の世界最長生存記録を塗り替えた。この研究は将来、臓器不足による移植困難の解決に役立つ可能性がある。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2020年6月30日