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japanese.china.org.cn |02. 07. 2020

貴州の最高標高県のリンゴ産業に迫る

タグ: 最高標高県 リンゴ産業


 

    雲貴高原の乌蒙山に、威寧彝族回族苗族自治県という注目を集める貧困支援の戦場がある。ここは貴州で面積が最も広く、標高が最も高い県であり、貧困脱却任務は非常に困難である。

 

    威寧には三つの宝があり、土豆、洋芋、马铃薯はすべてジャガイモの別称である。一つの冗談は産業の単一性を反映し、生活条件の厳しさも表している。貧困脱却の決勝期、伝統的な栽培習慣を変え、産業構造を調整することが目前に迫っている。

 

    ある夏の日、記者は県中心地から60キロメートルに離れた迤那鎮中海村に行き、高速道路から緑の果樹園を見かけた。

 

    近くで見ると、枝にリンゴがなっている。根回りの水道管から灌漑され、間に草が生えている。

 

    果樹園で働く農民たちの顔に、リンゴのような「高原紅」がある。「早起きして働き、今日は自分が担当するこの土地の作業を終えた。これでリンゴがよく育つ」と、馬本娥さんは熱心に答えた。

 

    彼女は記者に、「基地で働いて4年が経ち、日給は80元、月給は2000元あまりで、さらに利益配当を加えると年収は4万元になる」と述べた。

 

   「今日は18人しか作業していないが、多いときは100人以上いる」。64歳の村民の彭文才さんによると、威寧のリンゴ栽培の歴史が100年以上で、以前は分散していたが、現在は企業を導入し、規模は拡大した。村の幹部を務めたことがある彭文才さんは2015年から基地で管理を担当し、月収は3000元である。

 

    現場にいた威寧超越農業有限公司の侯建文副総経理によると、リンゴの1ムーあたり生産高は15000元以上で、トウモロコシの10倍である。

 

   侯建文さんには、「威寧の緯度は低く、平均標高は2200メートルで、日照りが強く、リンゴの味が甘い。5年前に陕西からここに来て、この土地の特別な栽培条件に魅了された。2015年から土地を請け負い、2016年にリンゴの栽培を開始し、現在、基地は収穫期に入った」と話した。

 

    威寧リンゴは市場で人気があり、北京、上海、広州などの都市の住民からも好まれている。

 

  「効果が見えてきた」。4年前に迤那鎮の党委書記に就任した陳超さんは、「ここ数年の自分の重要任務はリンゴ栽培だ」だと笑顔で話した。現在、全鎮で2万ムーにわたりリンゴを栽培し、中海村だけで6000ムーになり、農家4056世帯17232人をカバーしている。うち貧困者は656世帯2952人で、年収は600万元に達する。基地を近所に建設し、地元での勤務を実現した。

 

    威寧リンゴは国家農産品地理標識に登録され、国家地理標識農産品保護、国家グリーン食品などの多くの認証を取得している。全県のリンゴ栽培面積は50万ムーで、今年の生産量は25万トン、生産高は15憶元になる見通し。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月2日

 

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