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japanese.china.org.cn |10. 07. 2020

野生シベリアトラ保護者 董紅雨さんの30年

タグ: 野生シベリアトラ 保護者

 

 

    52歳の董紅雨さんは、中国龍江森林工業集団有限公司迎春林業局有限公司寶馬山林場資源監督センターの所長で、1989年から野生シベリアトラの情報収集と保護作業を担当している。30年間で、董紅雨さんは多くの野生シベリアトラの写真・動画資料と移動データを収集し、これらのデータを中国の野生シベリアトラの保護研究に役立てている。1989年、黒龍江省森工総局迎春林業局五泡林場団総支書記を務めていた董紅雨さんは、黒龍江省野生動物保護研究所の専門家に同行し、現地で野生シベリアトラの調査を行った。これは、董紅雨さんと野生シベリアトラの最初の接触だった。董紅雨さんによると、野生動物保護研究専門家と交流するようになってから、不定期的に彼らに協力し、一部の野生動物の情報を収集し始めた。これが有意義だとわかり、専門家から学び、野生シベリアトラの習性を知ったという。現在、シベリアトラの足跡だけで、トラの性別や、その向かった方向も判断できる。座った跡からトラの体長と体重を判断でき、トラの糞でその飲食状況を知ることができる。野生シベリアトラは重要なトラの亜種の一つで、主にロシア遠東地域と中国東北地域に分布し、世界の10種の絶滅危惧動物の一つである。野生シベリアトラの保護は国家生態保護において重要な価値がある。不完全な統計によると、世界のシベリアトラの数はわずか数百頭で、中国では主に完達山や老爺嶺などに生息し、完達山の北に位置する迎春林業局有限公司施業区は野生シベリアトラの重要な生息地の一つである。30年間で、董紅雨さんは野生シベリアトラの足跡、糞、毛の跡などの情報を200回近く収集し、トラの違法捕獲道具を回収し、50人以上の密猟者の逮捕を手助けした。董紅雨さんは「小さい頃から森の中で育ち、森に特別な感情を持っている。シベリアトラを保護することはこの森を守ることで、人類を守ることでもある」と述べた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月10日

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