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japanese.china.org.cn |31. 07. 2020

草原で星空を眺める 布仁巴雅尔さんと彼のパオ

タグ: パオ 草原

(图文互动)(1)枕着草原 望着星空——布仁巴雅尔和他的蒙古包


   伝統的なパオ、星空が見えるパオ、大きな窓があるパオ…見渡すと、大きさと形の異なるパオが夢の世界ようにフルンボイル大草原に広がっている。


    ここは布仁巴雅尔さんのパオ生産基地である。39歳の布仁巴雅尔さんは現地のモンゴル族牧畜民で、彼は不思議なアイデアをパオ生産に取り入れ、この伝統技術の活力を引き出した。


    布仁巴雅尔さんは子供の頃からパオが大好きで、「円弧状のパオを見ると、包まれるような感覚がして非常に素晴らしい」と話す。


    2000年、親戚の1人がパオ工場を設立し、布仁巴雅尔さんはそこで手伝いをし、月収は1000元ほどだったが充実していた。3年かけて、彼はパオ作りの技術が身につけた。


    親戚の工場は伝統的な住宅用パオだけを生産し、大きいパオの注文は伝統が失われると思い断わっていた。布仁巴雅尔さんは、「時代が変わり、社会が発展するのに伴い、パオも時代に合わせて創造・アップグレードする必要がある」という考えをもっていた。


    彼は親戚の工場を辞め、2006年に自分のポオ工場を設立した。


    壁の高さは1.3メートルから3メートルに、直径は3.5メートルから30メートルに、布仁巴雅尔さんのパオは大きくなり、用途は住宅からイベント開催も可能になり、おしゃれなパオは人気を集めて全国各地から注文が入った。


    「現在、パオにホテル式のカギ、ルームキーを取り付け、便利だけでなく観光客も安全に利用できるようになった。しかも、パオのはトイレと浴室も完備している」と、布仁巴雅尔さんは誇らしげに話した。


    布仁巴雅尔さんは、パオには現代的な施設のほかに、現代的な美的感覚も必要だと考える。そのため、彼は草原が見えるパオや星空が見えるパオをデザインした。


    機能が増え、材質がグレードアップしたが、パオの昔ながらの構造と技術は変わっていない。伝統的な技術でパオを作り続ける布仁巴雅尔さんは、「どれだけ発展させ、市場化に対応しても、伝統文化は失われない」と話す。


    大型イベントや映画などにパオをデザインし、布仁巴雅尔さんのビジネスは発展し続けている。彼のパオは北京、四川、遼寧などにも販売され、モンゴル族の文化は草原からの対外進出を果たした。


    共産党員として、彼は牧畜民の収入増加を支援している。貧困者に技術を教えて雇用し、貧困脱却をサポートしている。


    布仁巴雅尔さんは、「多くの人に私と同じように、パオ、モンゴル族の伝統文化、美しい大草原を好きになってもらいたい」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月31日


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