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japanese.china.org.cn |05. 01. 2022

アルペンスキ医療保障チームのスキー医師に迫る

タグ: アルペンスキ医療保障チーム スキー医師

   懐偉さんは北京大学第三医院救急科の副主任医師で、2022年北京冬季オリンピックのスキー医療保障ドリームチームのスキー医師でもある。彼は4人の同僚とともに、北京冬季五輪のスキー競技の会場内救援作業に参加する。懐偉さんは、北京市延慶区のアルペンスキー競技の医療保障を担当する。

 

   スキー能力は基礎、医療救援能力は重要である。2018年から、彼らは毎年冬の4週間以上、指定場所で研修に参加してきた。

 

   アルペンスキー競技は冬季五輪競技場の「王冠についた珠玉」と称され、懐偉さんらは中国最初のアルペンスキー医師となった。一般的なスキーは雪のコースだが、五輪のコースで使用するのは氷状の雪で、傾斜が大きく30度以上になっている。アスリートが事故に遭った場合、スキー医師は重さ15キロ以上の救援バックを背負い、4分以内に駆けつける。普通のスキー技術でこの救援任務をこなすことはできない。

 

   マイナス20~25度の気温の中で滑るとき、寒さはそれほど感じないが、救援の場合は雪の上に横になったり膝をついたりし、厚手の手袋を外し、30分から1時間動くことができない。病院にある専門的設備を使用できないだけでなく、検査補助条件もない中、どのような処置が可能なのか。起こりうる様々な怪我にどのように対応するのか。これはスキー医師にとって厳しい試練である。

 

   スキー医師が中国に誕生したのは比較的遅かったが、懐偉さんは仲間と努力し、実践を通し、国外の経験を参考にし、中国の国情に合ったアルペンスキー救援方法を探っていきたいと考えている。

 

   経験を積むにつれて、チームは力をつけている。中国のスキー医師が国境を越え、海外で開かれるオリンピックのアルペンスキーなどの大型大会の保障に参加することは、懐偉さんの願いである。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月5日


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