湖南省の山奥の芸術の家

   湖南省寧遠県水市鎮遊魚井村大元自然村に特殊な芸術の家がある。ここは村の留守宅児童向けに、共に過ごし共に成長するための学習・遊びの空間を提供している。ここを創設したのは、中国美術学院を卒業した1990年代生まれの周燕さんである。

   2015年、周燕さんは夫の劉休さんの故郷の大元村を訪れ、村の多くの若者が出稼ぎ労働をし、60人以上の一人暮らしの高齢者と20人以上の留守宅児童がいることを知った。留守宅児童の健康な成長をサポートするため、2016年、周燕さんと夫は自分たちの貯金で大元社文化芸術交流センターを設立した。彼らは、アート教育を通し、子供たちの視野を広げたいと考えた。

   5年間、数人の常駐教員が夜と週末に授業をする以外に、各地の大学からも学生が来て子供たちに絵画、踊り、書道などを教え、内向的だった子供たちも楽観的で明るい性格になっていった。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年1月21日