「海上シルクロード」　1000年の港が生まれ変わる

新華社記者 江漢撮影

   温州市は浙江省南東部の沿海地区に位置し、見渡す限りの東中国海があることで、この町は温暖で潤いのある海洋性気候と独特な海洋文化を有する。2021年末、温州市望江路の地下を通るトンネル工事のインフラ考古作業で朔門古港遺跡が発見された。朔門古港遺跡は国内で発見された最も完全な構造、年代が最も明確な港遺跡で、約1000年前の「海上シルクロード」の重要地点だったことを示した。

   1000年の時を越え、現在の温州港は浙江省沿海の主な港の1つとなり、国内外の多くの重要な港湾都市に通じ、周辺地区の「一帯一路」対外貿易において重要な場所ともなっている。2023年1～10月の温州港の貨物取扱量は7236万9600トンに達した。浙江省南東部の沿海を出発し、様々な歴史を経てきたこの「海上シルクロード」は今も変わらず栄え、新時代に新たな活力を与えている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年11月27日