わらぶきの部屋から世界500強企業に　中国人の自動車製造記

　フォーチュン誌は8月5日、2024年フォーチュン・グローバル500を発表し、奇瑞控股集団有限公司（以下、奇瑞）が初めてランクインした。

　1997年、奇瑞は安徽省蕪湖市の荒れ果てた砂州に設立された。当時、企業立ち上げチームの事務所は数間の狭いわらぶきの部屋で、彼らは夢を抱き、困難を乗り越え、自動車を自主生産する道を歩み始めた。

　奇瑞は実践を模索し続け、国内で足場を固め、グローバル事業に目を向けた。現在、同社は80以上の国と地域に業務を拡大している。2024年上半期の自動車販売台数は110万1000台で前年同期比48.4%増加し、国内外ともに成長を実現した。

　20年以上にわたり、奇瑞は自主革新と自主ブランド構築という発展の道を歩んできたと同時に、商品展開、マーケティング、顧客需要においても飛躍し続けてきた。

　貧弱なスタートから世界の舞台へと羽ばたいた奇瑞は、革新によって変化を求め、試練とチャンスに対応し、中国さらには世界の自動車産業に貢献してきた。

　新華社記者傅天撮影

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年9月24日