◇説明書160ページ 申請書60ページ 煩雑な損害賠償請求
今年3月11日に起きた東日本大震災によって放射性物質が漏えいし、住民は避難を余儀なくされ、言葉に絶する苦労を強いられている。事故当初、住民は原子力発電所を運営する東京電力に抗議し、損害賠償請求を求めた。すでに東電は損害賠償請求の受付を始めたが、多くの住民は頭を抱えている。
損害賠償請求の説明書160ページ、申請書60ページ、手続きが煩雑で、申請許可が下りるまでに時間がかかるなど被災者は困惑するばかりだ。
約8万人の被災者がすでに東電から損害賠償請求の資料を受け取ったが、今月7日までに申請があったのは約7100部。ロイター通信によると、申請内容が複雑で、原発事故の被害者をさらに苦しめている。
たとえ申請書を提出したとしても、財産の損失やその他の賠償項目の審査に時間がかかるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月20日