中国空母艦隊の将来の航路 国防部、琉球区域通過を否定

japanese.china.org.cn, December 1, 2011
 

国防部新聞事務局の耿雁生局長は11月30日の定例記者会で、空母の試験航行や海軍艦隊の西太平洋での訓練などについて記者の質問に答えた。

◇空母の試験航行は順次展開

耿局長によると、空母は11月29日に再び試験航行を行った。これは計画通りの定期的な航行で、関係各方面に冷静かつ客観的に受け止めるよう希望した。複雑なシステム工程を経る空母の建造は、数々の武器・装備や施設・設備にかかわり、様々なテストを実施する必要がある。いつどういったテストを実施するかは全体的な開発進度によって決まり、今のところ関連作業は順次展開されているという。

琉球諸島沖の公海を通過して太平洋に入るのが中国空母艦隊の将来の航路図と海外メディアは報じているが、耿局長はこれを否定。さらに、中国海軍の艦隊が西太平洋で行った訓練は定期訓練で、空母の試験航行は全般的な開発進度によって決まり、両者の間には何の関係もないとした。

◇海軍艦隊が西太平洋で訓練

中国海軍の艦隊が西太平洋で訓練したことについて、耿局長は「この情報は既にメディアで発表した。近年、人民解放軍が行っている訓練活動は、わが軍の年度訓練計画に基づき行われる定期訓練と、その年の対外軍事交流計画に基づき他国との協議で決定する訓練がある。どの訓練も計画通り行われる通常の訓練で、関係各方面は冷静かつ客観的に中国軍の訓練を受け止めてほしい」と語った。

国防部新聞事務局の耿雁生局長は11月30日の定例記者会で、空母の試験航行や海軍艦隊の西太平洋での訓練などについて記者の質問に答えた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011月12月1日