米グローブ・アンド・メール紙の電子版は6日、中国の新型無人機の登場について、「中国は同技術の開発に全力を注いでおり、何も驚くことではない」と報じた。内容は次の通り。
中国は今年8月、ピザ用フライパンほどの大きさしかない無人偵察機を公開した。無人機自体と搭載カメラは技術的にそれほど優れたものではないが、驚くのは、中国が無人機の開発競争への参入を始めたことだ。
各国はこの方面で競争を繰り広げており、今後数カ月以内に、さらに多くの先進無人機が登場するだろう。その良い例として、中国の「航空世界」誌が2機種の新型無人機の設計模型写真を掲載した。同無人機の設計はいずれも瀋陽大学の学生の手によるもので、同市には中国の戦闘機製造メーカー大手の一つが拠点を構えている。
この写真から、中国製無人機の技術レベルは米国の90年代中期から後期のレベルに相当することがわかる。中国が同無人機を完成させるにはまだ数年はかかると推測される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月9日