資料写真:米軍の戦闘機F35
日本のメディアによると、日本政府は米国主導で国際共同開発しているステルス戦闘機F35を航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)として採用を決定した。最新号の英ジェーン・ディフェンス・ウィークリー(JDW)によると、ペンタゴンの最新技術報告書にはF35戦闘機には数多くの問題が指摘、ペンタゴンはF35の設計の信頼性に自信がもてないためF35の調達と量産の問題を改めて検討するという。
11月29日に完成した同報告書は、ペンタゴンの技術・測定・評価部門が共同で作成し、ペンタゴンの調達担当者に提出したもの。JDW誌はそのコピーを入手した。同報告書によると、F35には既に発見或いは潜在的に深刻な構造上の問題が13カ所あり、一部では疲労寿命が予想より短いなど危険性が存在するという。また、JHMCSは画像が途切れ、夜間モードで解像度が低下するなどの問題がある。燃料タンクから排出される噴霧の燃料タンク安全システムが頻繁に故障する。
ロッキード・マーティン社は現在、通常離着陸機のA型、短距離離陸垂直着陸機(STOVL機)のB型、艦載機のC型の3種類のF35を製造中。なかでもC型は着艦時の衝撃が大きいため構造要求が高く、構造問題が最も深刻。ニュージャージー州レイクハースト海軍航空基地で行われた着艦拘束テストでは8回とも成功しなかった。
F35は装備改良の影響でもともと計画になかった装備が多く含まれ、今後の試験飛行でさらに問題が見つかる可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月16日