中日韓のミサイル艇を大検証

japanese.china.org.cn, February 6, 2012
 

過去10年間、東アジアは世界でも海軍の装備更新が最も速い地域で、大型水上艦艇や潜水艦だけでなく、各国・地域の新型ミサイル艇も個性が鮮明になってきている。技術的背景や政治環境が異なるため、当然、ミサイル艇にもそれぞれ明らかな違いがみられる。

日本:関心薄い 低コストで運営

戦後、日本海上自衛隊は重点的に大型艦船を開発、90年代にようやくミサイルの開発を始めた。1990年、イタリアからスパルヴィエーロ級水中翼船の技術を導入したが、試用で排水量が小さ過ぎるため、日本海の荒波には向かず、水中翼装置が機能を失うと大半の機能が使えないことがわかった。

日本海上自衛隊のはやぶさ型ミサイル艇

この失敗を経験後、海上自衛隊は2002年から2004年にはやぶさ型ミサイル艇6隻を購入、設計理念の上で飛躍的な進歩を遂げた。艦上には90式対艦誘導弾4発、76ミリ砲、重機関銃2基が装備され、テロ対策や偵察船の追跡などの任務にあたる。

性能だけでみると、はやぶさ型の総合性能は満足のいくものだが、大型水上艦艇の多い日本はミサイル艇にそれほど期待していない。日本防衛省は中国、韓国、朝鮮などの隣国ほど小型高速艇を重視しておらず、後続の建造計画もまだない。

韓国:ステルス性重視 朝鮮に備え

韓国は大洋海軍の建設を目指しているが、朝鮮けん制のために大量の近岸巡視船を保有しており、予算が許す限りミサイル艇も増やしている。

570トン級の尹永夏(ユン・ヨンハ)級高速艦

2000年初め、韓国海軍は「高速巡視船計画」を発表、長年の論証と研究により最終的に570トン級の尹永夏(ユン・ヨンハ)級高速艦が選ばれた。1番艦は2008年12月に就役、全部で18隻調達する計画。

尹永夏級の装備はかなり強力で、日本のはやぶさ級と同等の76ミリ砲と韓国自前の対艦ミサイル「海星」4発のほか、船尾に40ミリ連装砲を搭載している。

一般的に小型艦艇は空間に限りがあるのと、建造コストを抑えるため、あまり上等な電子装備は搭載しない。日本のはやぶさ級は簡単なレーダー探知システムしか搭載していない。ところが韓国の尹永夏級にはレーダー、作戦指揮システム、電子対抗設備など軽量護衛艦並みの装備が搭載されている。

中国:独自の設計 臨機応変な運用

 

人民解放軍ミサイル艇部隊の主力は022型艇

人民解放軍ミサイル艇部隊の主力は022型艇で、その数40隻以上と見込まれる。他にも037-IG型紅星級と037-II型紅箭級を30隻近く保有している。

中国海軍の近海作戦の先鋒である022型艇は独自の波浪貫通型双胴船の設計を採用、荒海でも優れた航海能力を発揮する。外観から分析すると、低い船体と乾舷(かんげん)の設計に加え、滑らかな上層構造は間違いなく優れたステルス性を備えている。

海外の軍事メディアは、022型導弾艇は人民解放軍の整備が進む情報化システムにあわせ、臨機応変な兵器発射台となるだろうと伝える。衛星、航空機、水上艦艇のサポートで長距離攻撃を問題なく遂行でき、YJシリーズの対艦ミサイルで水面の目標を攻撃したり、巡航ミサイル弾を搭載して対陸火力支援を実施することもできる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月6日

日本海上自衛隊のはやぶさ型ミサイル艇


 


日本海上自衛隊のはやぶさ型ミサイル艇

日本海上自衛隊のはやぶさ型ミサイル艇


 

日本海上自衛隊のはやぶさ型ミサイル艇


日本海上自衛隊のはやぶさ型ミサイル艇

 

日本海上自衛隊のはやぶさ型ミサイル艇


日本海上自衛隊のはやぶさ型ミサイル艇

日本海上自衛隊のはやぶさ型ミサイル艇