中国国防部の楊宇軍報道官は4月25日の記者会見で、「中国初の空母・遼寧艦は引きこもりではなく、軍港で待機を続けることはない」と語った。時事通信は4月26日、「同報道官は、遼寧艦が近い将来に、遠洋航行を実施することを示唆している。引きこもりに関する発言は、日本に向けられたものだ」と伝えた。
時事通信によると、遼寧艦が釣魚島（日本名：尖閣諸島）や沖縄付近の海域で訓練を実施する可能性に関する質問に対して、中国軍の報道官は直接的な回答を避け、「どこに、どの海域に、どのような編隊で向かうかについては、その時になり各要素を総合的に考慮し結論を出さなければならない」と答えた。
時事通信はまた、「中国軍の報道官の、中国の空母が初めて実施する遠洋航行の目的地に関する回答は、釣魚島問題で中国と対立している日本へのけん制である可能性がある」とした。
｢中国網日本語版(チャイナネット)｣ 2013年4月27日