中露海上合同演習「海上連合2013」は8日、実兵演習を開始した。軍事専門家の尹卓少将は、中国中央テレビの番組『今日関注』のインタビューに応じた際、中露軍事演習では共用の周波数を使って通信を行い、日米の偵察から逃れることができると明かした。
今回の合同演習で、中露双方は、共同演出部、共同指揮部、海上艦船編隊指揮所を設置し、統一的な演出、指揮という方法で演習を進めた。中国の7隻の水上艦、ロシアの11隻の水上艦と1隻の潜水艦による混合編成の3つの艦隊が参加した。
今回の演習のシステムや言語面の障害の有無について、尹卓少将は、「中国は遠洋航海任務を行っており、艦上の兵士は英語ができる。ロシア海軍も長期にわたって遠洋任務を行っているため、言語面の問題はない」と話した。
双方の通信システムの演習、すなわち通信とデータのリンクについては、共用の周波数を使用すれば通信が可能だという。この地域は日米の偵察機と偵察船によって長期追跡され、24時間監視されているため、共用の周波数を使用することで脅威から逃れることができるという。レーダーの周波数の使用などの技術が演習前に整えられた。
中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月10日