月探査の夢を抱いていた国は、今では科学において最大の役割を担う国を否定するようになった。米国メディアが自国政府が「革新の道を断ち切った」ことに不満を示しているときに、そのライバルである中国の有人宇宙事業は15日に丸10年を迎えた。
ドイツメディアは、中国が望む宇宙征服は「人の真似」などと言われていたが、10年の努力によりこの国は名実伴う宇宙強国になったと論評した。
米国はまだ準備が整っていないようである。米国主導の宇宙会議に中国が出席することを拒んだほか、宇宙分野への参入順序と中国に超えられる可能性を何度も強調している。
オーストラリアの宇宙分野専門家のモリス氏は、「中国は有人宇宙分野において自分のペースで歩みを進め、基盤の構築を争っている」と話した。
今後10年は「中国の時代」になるのか。多くの人が肯定すると同時に、その動きは始まっている。2020年までに中国は独自の宇宙ステーションを建設する方針で、米国主導の国際宇宙ステーションはちょうどこの年に廃止される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月16日