世界的な意義を持つ、中国人民抗日戦争勝利記念日と南京大虐殺犠牲者国家追悼日が制定へ

japanese.china.org.cn, February 26, 2014
 

中国全国人民代表大会常務委員会は25日午後、9月3日を中国人民抗日戦争勝利記念日に、12月13日を南京大虐殺犠牲者国家追悼日とする、二つの立法決定草案について審議した。

この二つの記念日を立法形式で制定しようとする中国の動きを世界的な視野から見れば、重大な世界的意義が込められていることが分かるだろう。これは歴史と国恥を忘れず、力を合わせ戦い抜くという国内の啓発だけではなく、当然ながら他国への憎しみを煽るナショナリズムの象徴ではない。

中国が国家の名義で正式に記念日を制定し、追悼を実施する世界的な意義は、人類の歴史の記憶を長く留め、一瞬たりとも忘れたり鈍感になることを避け、歴史を鑑とし、未来を切り開き、共に世界の平和と正義・良知を守り、共同発展と時代の進歩を促すことにある。

中国人民の抗日戦争の勝利は、世界の反ファシズム戦争の勝利に対して、消すことのできない歴史的な貢献をもたらした。世界の平和を脅かすファシズムの邪悪な勢力を共に取り除き、人類の進歩の力を拡大し、世界の民族解放運動を促し、世界平和事業に深い影響を及ぼした。

中国人民の抗日戦争の想像を絶する苦しみの中で、人類の災禍という莫大な民族の犠牲が生じた。3000万人という死者数、6000億ドルという損害額は冷たいただの数字であり、30万人が死亡した南京大虐殺も日本のファシズム勢力の極端かつ残虐な行為の典型的な事例の一つに過ぎない。

ファシズムの侵略の歴史の罪を否定・美化し、戦後の国際秩序を脅かし、人類の反ファシズム戦争の勝利の成果を損ね、中国人民の抗戦の犠牲と貢献をなかったことにしようとする、歴史修正主義、歴史をひっくり返そうとする流れは絶対に許されないものだ。この流れは毅然とした反対にあい、必ず失敗に終わるだろう。 

現在の日本では、安倍政権などの右翼勢力が猛威をふるい、侵略戦争の反省を拒む「歴史問題の聖戦」を引き起こしている。戦後の平和憲法の平和条項の削除を急ぎ、かつ大々的に軍拡を進め、「日本復興」という魅力的な嘘により人々を惑わし、日本を軍国主義復活の戻れぬ道に連れて行こうとしている。

歴史観は、いかに歴史を、歴史的事件と人物の具体的な問題をとらえるかだけを意味するものではない。それよりは、歴史観が個人の価値観を左右すると言える。安倍政権が指導・推進する日本の右傾化は歴史と時代の逆行、公理に対する挑発だ。この動きは必然的に、周辺諸国および西側諸国の主流社会の強い批判と毅然とした反対を引き起こしている。

第二次世界大戦の歴史を国家記念日とし、国家追悼日を制定することは、昔から世界の慣例となっている。関連国は戦後、毎年定期的にポーランドのアウシュビッツ強制収容所の平和博物館、ロシア第二次世界大戦記念館、アリゾナ記念館(パールハーバー)などで、国家の記念・追悼活動を実施している。

2015年は中国人民抗日戦争勝利・世界反ファシズム戦争勝利70周年に当たり、中国がその前年に中国人民抗日戦争勝利記念日と南京大虐殺犠牲者国家追悼日を立法形式により制定することは極めて必要であり、非常に正当なことである。

第二次世界大戦中、関連国は意識的な差、文化・伝統の違いを乗り越えて、強い団結心を持つ世界反ファシズム同盟を結成し、最終的に偉大な勝利を収めた。第二次世界大戦勝利70周年を控えた今、かつての同盟国は引き続き小異を残して大同に就き、団結を維持し、平和を共に守り、共に発展を促すべきだ。

「歴史に目を閉ざす者には未来は見えない」これは永遠の命を持つ世界的な格言だ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年2月26日