中国国防部の耿雁生報道官は昨日開かれた定例記者会見で、中国がこのほど実施中の大規模な軍事演習について、「これらの演習は特定の国や目標を対象とするものではなく、謂れ無き関連付け、過度な解釈をすべきではない。これらの演習活動に疑心暗鬼が生じ、思い当たる節があるとしたら、それは完全に自分の問題だ」と表明した。
記者からは、「報道によると、解放軍は7月下旬と8月上旬に東中国海と北部湾の海域で実戦演習を実施するが、先ほど公表された計画と合わせると、軍事演習は中国4大海域を同時に網羅することになる。日本メディアは、中国の軍事演習は日本を仮想敵国としていると報じた。南中国海では、ベトナム、フィリピン、米国と中国の間に、主権を巡る係争が存在している。中国軍はこれについてどうコメントするか?」という質問があがった。
耿報道官は、「このほど中国軍は一連の軍事演習を実施している。国内外のメディアはこれを多く報じており、さまざまなコメントを出している。ここでは、三つの点について説明しておかなければならない。まず、中国軍のこれらの演習は年間訓練計画に基づく定例的な手配であり、類似する演習は毎年行われている。次に、演習の目的は中国軍の実戦化訓練の強化、軍事衝突の準備の促進、さまざまな安全面の脅威への対応力の強化だ。それから、これらの演習は特定の国や目標を対象とするものではなく、謂れ無き関連付け、過度な解釈をすべきではない。これらの演習活動に疑心暗鬼が生じ、思い当たる節があるとしたら、それは完全に自分の問題だ」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月1日