北京とモスクワを結ぶ高速鉄道、総延長は7000キロ超に  

japanese.china.org.cn, October 16, 2014
 

 

鄧小平は36年前、日本や外国でしか高速鉄道に乗ることができなかった。現在は一般的な中国人でも、自国の中国で高速鉄道に乗り、ほぼすべての場所に行けるようになった。それでは、中国の高速鉄道が将来的に、外国にも登場することはあるだろうか?  

国家発展改革委員会(発改委)、ロシア運輸省、中国鉄路総公司、ロシア鉄道公社は10月13日にロシアで、「高速鉄道協力覚書」に調印した。  

発改委基礎産業司鉄道所の鄧健所長は取材に応じた際に、「双方は次の段階で、プロジェクトの技術・経済性に関する論証、法的保障の研究、商業の原則を踏まえた上で、プロジェクトの具体的な協力内容を確定する。これは覚書の基本的な内容だ」と説明した。  

 鄧所長はロシアで、覚書の調印に立ち会った。鄧所長は、「覚書の調印は、両国の高速鉄道運輸回廊の建設を推進する。まずはモスクワとカザン市を結ぶ鉄道の建設を優先的に進める。両国はそれぞれ共同活動チームを発足している。高速鉄道の戦略的パートナーシップには、プロジェクトの設計、施工、サービス、設備の供給、投融資などの全面的な内容が含まれる」と語った。  

ロシアメディアの報道によると、この鉄道は新シルクロードの一つのプランとなる。モスクワと北京を結ぶ高速道路の総延長は7000キロ以上に達し、首都間の鉄道交通を発展させる第1陣のプロジェクトになる見通しだ。  鄧所長は、「その他の競争相手と比べると、中国は総合力で上回っている。中国は自国の強みを発揮し、プロジェクトの協力で実質的な進展を実現できる」と述べた。

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月16日

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