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中国カトリック教、愛国運動50周年記念大会
中国カトリック教の帝国主義反対・愛国運動50周年記念大会が29日、人民大会堂で厳かに開幕し、中央統戦部の王兆国部長が出席した。王部長は、「これまでの50年の歴史を見ても明らかであるように、帝国主義反対・愛国運動は、キリスト教における愛国主義精神を示すことに成功している。また、独立した自主的な教会運営は、中国のカトリック教の国を愛する聖職者および信者が、中国の歴史や国情に基づいて行った正しい選択であり、またカトリック教と社会主義を適合させるための必然でもある」と述べた。

王部長は、「改革開放以後の20年間、中国カトリック教愛国会と中国カトリック教主教団は協力を重ね、党および政府による宗教信仰自由の政策を支援し、愛国主義組織の建設に役立っている。また国を愛する若い聖職者を教育し、民主的な教会運営を行い、社会主義との適合のために努力を重ねたことにより、教会の行う様々な事業の内容は大きく発展してきた」と教会のこれまでの活動を高く評価した。

さらに「歴史を振り返れば明らかであるように、国家の主権や民族の独立がなくては、またカトリック教の反帝国主義・愛国運動の展開がなければ、独立した教会運営という正しい方針がとられなければ、中国カトリック教は現在のように発展しなかったであろうし、社会主義新中国における中国カトリック教の現在の地位もなかったものと思われる」と語った。

また王部長は、「我々は今年、中国カトリック教反帝国主義・愛国運動50周年を厳かに記念する。このことは、歴史的意義をもつというだけでなく、現実的意義を有するものである。今年は8カ国連合軍が中国を侵略し、反帝国主義・愛国主義を掲げた義和団が運動を開始してからちょうど100年目に当たる。また中国キリスト教『三自』愛国運動を開始してから50年目に相当する」とこれまでの歴史を振り返った。同時にカトリック教界がこのほど、バチカンによる「列聖」への抗議という、正義に基づいた愛国運動を展開したことについて、「21世紀を目前に控えた現在、バチカンのローマ教皇庁は歴史的流れに逆行し、『列聖』の名を借りて、帝国主義者が宗教を口実に中国を侵略した事実を否定しようとしており、また中国人民の反帝国主義・愛国運動の歴史を否定し、宗教を利用して中国の内政への干渉を試みている。宗教界の愛国者や信者らを含む中国人民は、このような行為を許すことはできない。栄光ある愛国主義の伝統を有するカトリック教界の多くの聖職者と信者は、祖国および人民の側に立ち、バチカンの間違った行為に強く非難した。そして中国カトリック教徒の愛国主義精神および民族の優れた気風をアピールし、国家の利益および民族の尊厳を守ると同時に、カトリック教独自の純潔性を守った」と述べた。

「人民日報」 2000年11月30日

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