内蒙古自治区の磴口県は生態環境の保護と整備を目指して、法律に基づいてウランブホ砂漠地帯開発の秩序を規範化し、砂漠地区土地資源の合理的転換を促進することになった。
ウランブホ砂漠は中国8大砂漠の一つで、220万ムー(1ムーは6.667アール)の開発可能な土地を擁している。この砂漠は黄河の水を利用して灌漑することができ、用水路と道路が交差しており、磴口県が土地開発をおしすすめる主な地域である。これまでの地元住民による不法開発のため、生態環境が破壊され、合理的な開発の秩序も乱されていた。
これに対して、磴口県は『砂漠地帯開発管理方法』、『砂漠地帯生態整備暫定方法』など一連の法律条例を制定すると同時に、法律関係者を組織して地元の人々に『土地法』や『環境保護法』などの法律知識を説明し、そして4ヵ所の法律サービス・コンサルタントステーションと3ヵ所の文化指導ステーションを設立して人々の法律意識と教養資質を向上させることにしている。
現在、ウランブホ砂漠地帯は開発と建設を同時におしすすめ、生産経営と生態保護をともに重視することになり、開発に必要とされる資金を大量に誘致している。昨年だけでも11の団体と個人がここに開発資金を投入した。目下、ウランブホ砂漠地帯ではすでに20万ムー余りの土地が開発整備され、投資額2400万元の生態プロジェクトの第一期、第二期建設が全部完成した。国が批准した投資額1000万元の良質草種基地の建設プロジェクトも全面的に始動している。
「チャイナネット」2001年2月23日