沙漠、生態系、植物、気候などを専攻する専門家により組織された視察グループは、黄砂が発生する地区を東西二つの方向からたどり、発生地の視察を行う。
中国科学院寒区旱区環境・科学研究所の王涛副所長(西路のグループ長)は「中国北部で黄砂が多発する春に大規模な視察を行うのは初めてである。黄砂を主な研究テーマとし、その発生メカニズムや、黄砂が広がる過程について実地で視察を行い、資料を得ることを目的とする。黄砂の発生メカニズムを理解することは、科学的な角度から黄砂の飛来を予報し、黄砂による被害を減少させるためである」と述べた。
2001年3月20日