今年のメーデーの大型連休に、広東省の広州市で一部のお年寄りが旅行や家庭内パーティーの替わりに「タイム・バンク」に行って、自分のために「時間を備蓄する」という新しい休暇の過ごし方を取り入れることになった。
「タイム・バンク」は地元の老人ホームが新たに打ち出したサービスの一つである。伝えられるところによると、60歳以上で健康なお年寄りは申請をすればすべて無料で「タイム・バンク」の利用者になれる。利用者は地元の老人ホームのアレンジで、自分の長所を活かして自ら進んで他のお年寄りのために介護や買物、会話、心理面でのカウンセリング、掃除、病人の介護など力の及ぶ限りのサービスを提供する。その奉仕の時間は「バンク」の口座に預けられ、自分が他の人のサービスを必要とする時に「バンク」から時間を引き出し、他の利用者からの無料のサービスを受けることができる仕組みになっている。
この「将来のために時間を投資する」やり方は打ち出されるやいなや、年配の方々から歓迎されている。
「チャイナネット」2001年5月16日