中国では出産期の女性の死亡率が、新中国成立時の10万人当たり1500人から2000年には53人に減少した。乳児の死亡率も20%から3.22%に減少している。世界銀行が発表した1999〜2000年の発展報告によると、中国の健康レベルは全体的に発展途上国の中でも上位に位置付けられ、中進国の平均的レベルを上回っている。
衛生部の当局者は「『母嬰保健法』と『母嬰保健法実施方法』の施行は、中国の母子保健事業が法律の軌道に乗ったことを意味する。実施方法では生殖・健康の目標を達成することが定められ、母子の健康観を出産、避妊など総合的な家族計画と結びつけ、妊娠や出産、乳児の初期成長過程での発病と死亡の危険を解消し、女性の出産期の死亡率と乳児の死亡率を低下させていかなくてはならないとしている」と説明した。
「人民網日本語版」2001年8月30日