中国ではこの2年近くの間に社会保障事業が健全に発展し、改革の過程で重要な役割を果たすまでになってきた。
1998年から2000年までのわずか3年間に、改革と調整によって合併や破産した企業は1800社にのぼり、500万人あまりの従業員がその影響を受けた。更に人員削減で一時帰休者は合わせて2300万人あまりに達し、こうした人たちは再就職サービスセンターで職を斡旋してもらうことになる。
社会保障制度が絶えず完備するうち、このうちの95%の人がすでに基本的生活を保障され、1500万人余りが再就職を果たしている。また、3000万人に上る企業の定年退職者も基本年金を給付されていて、給付率は去年には99.3%にも達している。
段階的に統一化し、適正化されつつある企業から独立した社会保障制度は、生産力の発展と社会の安定の促進にとって大きな力となっている。
「CRI」2001年9月24日