内蒙古(内モンゴル)自治区では、北京市を含む北方地帯の生態系環境を保護するため、巨大なベルト地帯の建設に力をいれている。
国は今年、林業プロジェクトが行われている内蒙古自治区内の旗・県を調整し、財政から4つの盟・市および31の旗・県を対象に4億8000万元を拠出し、40万㌶の保護プロジェクトを進めた。
内蒙古の生態保護プロジェクトの実施状況は次のとおり。
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林業建設プロジェクトの造林面積は計画の93%に相当する11万7000㌶。
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退耕還林(耕地を林や草原に戻す)は92.7%に相当する1万8000㌶。
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航空機による造林面積は113%に相当する3万㌶。
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封山育林(山を保護しつつ樹木を育てる)は125%の相当する5万㌶。
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草原建設プロジェクトは95.3%に相当する15万㌶。
内蒙古の北京・天津周辺地区を含む砂漠源対策プロジェクトは昨年5月にスタート。実施範囲は、西の阿拉善砂漠化草原から、烏蘭察布、錫林郭勒農牧交錯区を経て、東の興安盟林区まで、計8つの盟・市の53旗・県、25万㌶に及ぶ。
「人民網日本語版」2001年11月27日