第十次五ヵ年計画期の四大プロジェクト
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「南水北流」工事、来年起工  

伝えられるところによると、長年にわたって「南水北流(南部の水を北部へ引く)」プロジェクトの準備作業はすでに緒につき、来年に起工する条件が整えられた。

水利部の張基堯副部長は、40年近くの測量調査、計画、研究、論証などの作業を経て、「南水北流」プロジェクトは東、中、西の3つルートに設計されたが、東と中の二ルートの第一、二期工事は2010年前に完成する予定である。6〜7年の建設をへて、逐次その効果を発揮できると語った。

「南水北流」プロジェクトは節水、水汚染防除、地下水保全、制水と配水、水資源管理などの内容を含めるシステム工学であり、新世紀に持続可能な発展を保障する重要なプロジェクトである。それについての論証は実質的進展をとげ、次の原則を確定した。第一、具体的なやり方について、節水してから水をひく、汚染を処置してから水を通す、環境保全をやってから水を使用する。第二、工事の規模について、都市部の水資源計画、海河流域の水資源計画、黄河・淮河・海河流域の水資源の合理的配置の成果を根拠として水を引く工事の規模を確定する。第三、水資源の合理的配置を目標として、「東西に流れる河川4本と南北に流れる河川3本で、南部と北部が調整し、東部と西部が互いに補完しあう」というプロジェクトの総体的枠組みを確立し、北部で大規模な水網を形成させる。第四、社会主義市場経済の要求に適応して、水価格形成メカニズムと工事建設管理体制を構築する。

張副部長はまた「南水北流」プロジェクトは、北京地区の自然環境を改善し、水資源不足で北部の都市化の発展を制約している状況を緩和し、特に水資源の積載能力と資源配置の効率の強化、経済構造の戦略的調整、内需と就業の拡大、国民経済の急速成長の促進、全国範囲の構造レベルアップの実現と社会経済の持続可能な発展にとって重要な戦略的意義がある、と指摘した。

「チャイナネット」2001/11/22

 
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